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2009 年 6 月 6 日 星期六  |
| 夢葬花 |
分類: 分かち合います |
桜が嘲っている
去年よりも紅い桜が、俺を嘲笑っている
俺の汚い本性を
穢れて堕ちて行く俺を
去年の無垢な俺を嘲笑って
今年の穢れた俺を蔑んで
桜が・・・・・・・・
夢葬花
いつからだろう
女を抱いている時、それがいつの間にかお前に変わるのは。
見た事も無い表情で俺を誘い、下肢を開き、貫けば身を捩って、更に俺を深く咥え込む。
喘ぐ声も、息を詰めて耐える仕草も、最後を求めて伸びてくる腕も、全てがお前に変わってしま
う。
・・・・・・・違う・・・・・・お前の声はもっと掠れて、もっと甘い筈。
・・・・・・・もっとしなやかに反って、もっと滑らかで・・・・・・
・・・・・・・もっと熱くて、焼けるほど熱くて、俺を噛み千切らんばかりに締め付けて・・・・・・・
・・・・・・・狂おしく俺を求めながら、絶頂を迎えて、導いて・・・・・・・・
・・・・・・・椿!・・・・・・・・・・・・
「お帰り。一応メシあるけど、食う?」
女の残した香りに、吐き気がする。
「余計な気を使わせちまって悪かったな。申し訳なかったって、夕飯作っていってくれた」
「・・・・・・そうか・・・でも、済ませてきたから」
今日お前はどうやって女を抱いたんだ?
どんな仕草に煽られた?
どんな瞳で追い詰めた?
「顔色悪いぞ。何かあったのか?」
残酷な問いに、どす黒い感情が湧きあがる。
「何でもない。もう、寝むから」
お前の瞳が見られない、こんな日が来るなんて・・・・・・
「風呂は? 沸いてるぞ」
「・・・・・・入ってきた」
「・・・・・・彼女とか?」
他人のスキャンダルを面白がって探るような、そんなお前の瞳にさえ煽られる。
「別れてきた」
言い切った俺に向けられる、その困惑した揺れ動く瞳が好きだったのに・・・・・・
愛しかったのに・・・・・・
今それが憎くてしょうがないのは何故だ。
しなやかな首筋に牙を立て、生き血を啜る様に嘗め回し、その肌に痕跡を残したいと望むのは
何故だ。
黒く美しいその瞳を苦痛に歪ませて、快楽に潤ませて、助けてくれと哀願させて・・・・・・
・・・・・・全てが、叶わぬ夢なのに・・・・・・・・・・
「・・・・・・そっか・・・・・・残念だったな・・・・・」
肩に置かれた手の熱を振り切る様に、自室のドアを擦り抜ける。
閉ざされた空間の淀んだ空気が俺をやっと安堵させた・・・・・・・・
月の光さえも届かない漆黒の闇から、赤い影がやってくる。
また・・・・・・・俺を屠りに。
動けない俺の身体を苛みに。
闇色に染まった俺の心を見透かしながら。
・・・・・・・・・・・・夢魔が・・・・・・・・・
妖しく微笑んで俺に覆い被さり、ねっとりと口付ける。
生気を吸い取られたかの様に、俺は指先さえ動かせない。
夢魔の唇は俺の耳元で囁く。
『・・・・・・・・・・来いよ・・・・・・・欲しいんだろ・・・・・・・・・・・』
俺自身に絡みつく指はやがて滑った舌になり、熱い唇に飲み込まれる。
瞬きすら出来ず、声も上げられず、夢魔に蹂躙される。
『・・・・・・・・・・欲しいんだろ・・・・・・・・・・・・やるよ・・・・・・・』
椿の声で、俺を奈落へ引きずり込もうと
椿の形を成した夢魔が
俺を体内に取り込んで
蠢いて
締め上げて
『・・・・・・・・・・ずっと・・・・・こうしたかったんだろう・・・・・・・・』
俺の上で揺れながら
『・・・・・・・・・・犯して・・・犯して・・・犯して・・・・・・・・・・』
椿の顔で嘲い
『・・・・・・・・・・思い通りに狂わせて・・・・・・・・・』
椿の声で罵る
『・・・・・・・・・・親友面して・・・・心の中じゃこんな事してるなんて・・・・・・・・・汚い奴だ』
勝ち誇った様に内壁を収縮させながら、夢魔が俺を終焉へと導いた。
不意に揺り動かされて、意識が引き戻される。
白い光の中、俺を蔑んでいた筈の瞳が、心配そうに覗き込んでくる。
「どうした? 魘されてたぞ」
さっきまで俺はお前の中にいたんだ。
夢の中でお前を犯して・・・・・・・・・・
「大丈夫か? 水持って来ようか?」
お前に心配してもらう資格なんか無い。
「・・・・・・・いや・・・・・・・風に当たって来る」
椿の視線から逃げるようにベランダへ出た。
公園の桜が夜風に莢めいて、月明かりに照らされていた。
あの木の下で、笑いあってふざけ合って、からかうとお前が拗ねて、でもまたすぐ笑顔になっ
て・・・・・・
去年の桜は・・・・・・・優しかったのに
桜は知っていたのだろうか
戻れない日が来る事を
もうあの日の様に・・・・・・・・・俺に微笑んではくれないのだろうか
去年の無垢な俺を嘲笑って
今年の穢れた俺を蔑んで
桜が・・・・・・・・
紛い物ですみません!!
同棲して1年、実は何も進展してません・・・・・・
何か、童貞のまま2人をくっつけたくなくて、こんな展開に!
白衣初のイタイ系・ツライ系でした。
なんでこんな物を書いたかというと、実家に行っている間ほとんどPCに向えず
10日もお預け食らって辛かったから・・・・・なんです。
同じ思いを一条君にしてもらおうということで。
その分幸せはでかいと期待して・・・・・・下さい・・・・・・(大丈夫か?おい)
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| 發表時間:2009-06-06 11:21 AM [ 編輯日誌 ] [ 分享至FACEBOOK ] |
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