昨年、俳優の椎名桔平(42)、橋爪功(65)の主演で、世界初舞台化された「レインマン」が今年10月に再演されることが決定した。スポーツ報知のインタビューに応じた椎名は「初めて再演したいと思えた作品。ぜひ米国にも持って行って勝負したい」と海外上演を視野に入れる。ハリウッドに進出した渡辺謙(47)の次の世代を担う役者として強い意気込みを語った。
「レインマン」は、1988年の米アカデミー賞の主要部門を独占した映画「レインマン」の舞台版。ダスティン・ホフマン演じる自閉症の兄レイモンドと、トム・クルーズ演じる弟チャーリーの兄弟愛を描いた感動の物語で、TBSが世界で初めて舞台上演権を取得。昨年、弟役に椎名、兄役に橋爪を配し、鈴木勝秀氏の演出・脚本で上演された。
舞台は初演開幕後すぐに評判となり、上演中に早くも今回の再演プランが浮上した。「舞台で初めて再演したいと思えた作品。製作、演出、キャスト、観客すべてが一体となって一分のスキもなかった」橋爪とは、理想的な兄弟関係を築けたという。
「これほど言葉を使わなくても芝居の感覚を共有できる人に出会ったことがない。演技で会話する感じだった。けいこに対するストイックな姿勢にもぞっこんです」と絶大な信頼を寄せる。
世界初の舞台版「レインマン」を成功させた椎名が見据えるのは、物語の故郷の米国。名作と名高い映画と比べても「世界中どこへ持って行っても問題はない」と言い切る。
「この作品には、心の変遷という普遍的なテーマがあるから、人種の違う人間が演じても伝わるんじゃないか。ぜひ日本語でやりたい。向こうのメディアはいいものは褒めて、ダメなものはけちょんけちょん。向こうで勝負したい」
渡辺、役所広司(51)ら先輩の役者たちの海外進出がめざましい。「サッカーでいったら僕は国内組。まだまだ日本で足固めをしなきゃいけない」と言いながらも「近い目標は再来年この舞台を米国へ持って行くことかな。英語はカミさん(女優の山本未來)がインターナショナルスクール出身だから大丈夫」。冗談めかしつつも目は真剣だった。
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